3Dオペラ

    イタリア文化

    イタリアの音楽と言えば、オペラ。

    最近の若い人たちはあまりオペラを聞かないみたいですが、

    ご年配の方は、曲名を言っただけで

    歌い始めたりするくらい、(しかも、ものすごく上手い!!)

    文化として、深く根付いているものです。

    ドイツやフランスなどでは、

    “オペラ=総合芸術”の考え方なので、

    歌だけでなく、音楽、お芝居、演出、衣装などすべてが

    重視されますが、

    イタリアでは、それよりも歌い手が特に重要視されます。

    仮に演出やお芝居が悪くても、歌が上手であれば

    それで成り立ってしまうというようなこともあります。

    逆に、どんなに音楽が良くても、演出も衣装も完璧でも、

    歌い手がダメだと、すべてがダメということにもなりかねません。

    そんなオペラ発祥の地、イタリアでも、

    ここ何年かは残念ながら、劇場の経営難が続いています。

    一昔前は、歌い手が素晴らしければ

    それだけで劇場に足を運ぶ人が多かったのですが、

    さすがにそれでは近年人が集まりません。

    最近では至るところで

    趣向を凝らしたオペラが展開されています。

    先日、とある劇場の前を通ったら、

    貼られていた“3Dオペラ”のポスター!!

    人が歌ってお芝居している時点で、すでに3Dなんじゃ!?

    と思いつつも、

    気になってしまったので、劇場へ足を運んでみました。

    入り口で手渡されたのは、こちら。

    3dopera01

    3D用メガネ。

    劇場のマーク入り。

    中に入ると、小さい劇場で、舞台はこんな感じ。

    3dopera02

    ま、まさか!?と思っていたら・・・

    案の定まさかでした。

    3D演出がされていたのは

    真ん中の塔の部分だけでした。

    それ以外は、通常のオペラの演出と変わらず、、、

    正直、演出の意図が良く分かりませんでしたが、、、苦笑

    でも、お客さんたちはそれぞれ楽しんでいるように見えました。

    ところで、フィレンツェでは

    30歳以下の方にお得なカードがあります。

    それが、こちら!!

    3dopera03

    このカードは、フィレンツェの大きな劇場で使えるもので、

    どのコンサートのチケットも10ユーロか15ユーロで購入出来ます。

    例えば、

    一席60ユーロ(約8000円)の席も10ユーロ(約1300円)で。

    一席180ユーロ(約24000円)の席も15ユーロ(約2000円)で買えます。

    カードを作るのには10ユーロかかりますが、

    一枚チケットを買ったら、元が取れてしまう

    スーパーエコノミーなカードです。

    学生の方で、イタリアで本場のオペラを聞いてみたいけど

    ちょっと気が引けると思っている方に、おすすめです。

    劇場のチケット売り場ですぐ発行してもらえますので、

    ぜひ、ご利用くださいね!!

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