今年もクリスマスを無事に迎えました。
クリスマスは日本のお正月と同じで、家族で過ごすのがイタリアの風習です。
我が家は少なくいほうで、8人で過ごしましたが、
家族が多いところは、20人くらいで昼から夜までずっと食べ続けるそうです。
幸い!?我が家族たちはお義父さんの体調を気遣って、普通の食事でしたが、
その昔、私が結婚する前は、旦那さんも昼から晩まで
食べ続けるというクリスマスだったそうです。
まさに、日本で言うお正月の三が日ですね。
私たちが旦那さんの実家に到着すると、
すでにテーブルが可愛くセッティングされていました。
お義母さんはこういう、テーブルをセッティングしたりするのがとても好きで、
毎年クリスマスはこだわって飾りつけをします。
そして、クリスマスと言えば、必ず食べる焼き菓子があります。
その名もパンドーロとパネットーネ。
イタリアのクリスマスの伝統的なお菓子です。
パンドーロは“黄金のパン”の意味で、中はふわふわ、シンプルな卵の色から、黄金のパンと呼ばれています。
一方、パネットーネは“大きいパン”の意味で、ドライフルーツなどが入っています。
↓こちらはパネットーネ
パンドーロもパネットーネも高さが30cm近くあるのが普通で、
とにかく、クリスマスにはみんなで食べるというのが楽しみの一つです。
イタリア人のお母さんは家で手料理するのが基本ですが、
パンドーロとパネットーネだけは作るのに作業工程が複雑なため、
パン屋さんやお菓子屋さんで買ってくるものとされています。
スーパーでは大手菓子メーカーが製造したものは
一つ5ユーロ~10ユーロくらいで購入出来ますが、
パン屋さんなどで買うと、一つ15ユーロ~高いものでは30ユーロくらいします。
当然ですが、パン屋さんで買ったものは美味しいです。
この季節にしか食べられないパンドーロとパネットーネ。
最近では日本でも手に入りやすくなったようですね。
ぜひ、イタリアの伝統のお菓子を食べてみてください。